カンボジア観光の概観
カンボジア観光の概観について、書いてみたいと思います。
「クメールの栄光」を象徴するアンコール宮殿は、ユネスコの世界文化遺産にも登録され、世界的に貴重な遺産であるのはもちろん、カンボジアの人たちにとって、精神的な拠り所となっています。
カンボジアでは、従来、どの政権や政治的勢力も、アンコールワットをあしらった国旗を使用してきました。国歌は、「栄えあるクメール民族俗」という歌です。
カンボジアは、人口の約90パーセントをクメール族が占め、その他にも、中国人、ベトナム人、シャム族、チャム族などの少数民族がいます。主要な宗教は仏教で、仏教徒が全体の95パーセントを占めると言われます。また、主要な言語であり、実際に公用語になっているのも、クメール語です。国名のカンボジアは、9世紀の石碑に出てくるクメール帝国の古い名称で、「太祖カンプーの子どもたち」を意味する言葉です。
日本の面積の約半分であるカンボジアは、インドシナ半島の南西部に位置し、国土の大部分は、メコン川とサップ川に挟まれる広大な平野に占められています。南西部には、シャム湾(タイランド湾)が広がり、西部には、トレッサップ湖が存在します。この湖は、洪水を防止するための自然の調節池の役目を果たしているものです。
稲作を中心とした農業が産業の中心で、5月頃、雨季の開始と同時に、田植えがスタートします。5月3日は、この国の祝日で「農耕祭」です。11月頃には、収穫時期を迎えます。またこの国の主要な輸出品は、天然ゴムで、輸出の大部分を占めています。